開発ストーリー

Development story

1日に診られるペットには限界がある

そもそも、なぜ自分でドッグフードやキャットフードを作ろうと考えたのか?
それは、獣医として多くのペットを治療していく中で「1日に診てあげられるペットには限界がある」と感じた事からでした。
そして、診察をしていく中で、多くの病気の原因が食事であることに気づきました。
その時に、「良い食事を作れば、多くのペットを救える」と思い、そこから私のドッグフード、キャットフード作りが始まりました。

そもそもの始まりは
幼少期に飼っていた愛犬の死…。

我が家では、ずっと犬を飼っていました。
愛情をかけて育てていたつもりでしたが、様々な病気にかかり、弱っていきました。そんな愛犬の姿を見て、幼いながらにあげていた食事に対する疑問を抱きました。
「もっと健全で必要な食材があるのではないだろうか?」
それから年月を重ね獣医に。

獣医になってから、多くの病気の原因が食事であることに気づきました

獣医になり、様々なペットを診察していく過程で、病気の根本的な原因の多くが食べ物にあることに気づきました。
フードによっては価格を抑えるために、人間が利用したあとの残り物や使い古しの原料を使用したり、場合によっては廃棄物を使用するようなケースもあります。
これではいくら治療してもよくならない…。

診てあげらる頭数には限りがある。
より多くのペットを助けたい!

多くの病気と食事の因果関係に気づいたときに、「そうだ、良いフードを作ろう」と思いました。
獣医として1日に診てあげられるペットの数は、1日10~20匹程です。しかし、多くの場合食事を見直してあげることで病気、症状の改善につながるのであれば、もっとたくさんのペットを助けられると考えました。

犬の立場、猫の立場で開発!

そして、そこから私のフード作りが始まりました。
まず取り組んだのがドッグフードでした。まずは主原材料になるお肉探しですが、迷わず鹿肉を選びました。それは、犬の先祖が狼だからです。
肉食であるオオカミにとって動物性たんぱく質は必須で、昔から鹿を捕食して食べてきた歴史があります。
フードを作るうえで、私は栄養面だけでなく進化生物学も重要だと考えています。
そして、新鮮な鹿の生肉が手に入るルートを開拓し、製造法、肉の熟成、煮込みなど何年もの歳月をかけて改良を重ね、作ったのがDr.宿南のキセキのごはんシリーズです。

その後、キャットフードの開発にも乗り出しました。猫はとてもデリケートでネコ科の動物は、非常に鮮度の高い肉を必要としています。それは進化の過程で勝者はネコ科の動物たちだからです。ライオン、トラ、豹、チーター、ジャガーなど、自然界ではネコ科の動物たちが勝者として常に新鮮な肉を優先的に食べてきたのです。
犬は雑食に近い肉食ですが、猫は純粋な肉食動物です。その為、肉の鮮度を保つのにドッグフード以上に気を使っています。
また、猫はとても嗜好性が高い生き物なので、生肉だけでなく骨を骨髄ごと使用することで食いつきだけでなく、猫に必要な栄養もしっかり吸収できるよう、5年の歳月をかけて作りました。ぜひ、お試しください。